当院にご相談の多いお悩み|あおぞら皮ふ科|日進市の皮膚科

〒470-0115 愛知県日進市折戸町笠寺山62-11

駐車場20台完備

ブログ BLOG

当院にご相談の多いお悩み

アトピー性皮膚炎・乳児湿疹

アトピー性皮膚炎は、皮膚バリア機能が弱いことや元々のアレルギー体質などが関与しておきる湿疹です。乳幼児は乾燥によるカサカサの湿疹が多く見られ、通常は乾燥性湿疹や乳児湿疹などと呼ばれます。乳幼児は、皮膚の外側の角質が薄いため皮膚バリアの機能が未熟です。そのため、バリア機能を補うためのスキンケアや悪化要因の除去をメインとした治療を行います。

水いぼ(伝染性軟属腫)

軟属腫ウイルスによる感染症でお子さんの皮膚によく生じます。見た目は中心に少しへこみがある小さなブツブツで、顔や陰部など全身のどこにでもできます。水いぼは感染力が強いため幼稚園や保育園など子ども同士が接触する場で感染することが多く、潜伏期間も約14日~50日と幅があるため再発を繰り返す場合もあります。治療する場合は、水いぼをピンセットで摘み取り除去します。痛がるお子さんも多いので、麻酔テープなどを使用して痛みを和らげることも可能です。除去すると跡が残りやすいので飲み薬で治療することもあります。

とびひ(伝染性膿痂疹)

細菌が皮膚に感染することで発症し、火事のように飛び火することから「とびひ」と呼ばれています。あせもや虫さされ、湿疹など炎症部位をひっかくことで感染することが多く、汗をかきやすい夏場(6月~9月)は特に多く見られます。治療は抗生物質の内服および外用によって行い、病変部をできるだけ清潔に保つようにするのが有効的です。浸出液を介し周囲へ感染する恐れがあるので、保育園などでプールの時間がある場合はお休みしましょう。

水ぼうそう(水痘)

水痘帯状疱疹ウイルスによる感染症で、空気感染・接触感染していきます。潜伏期間が2週間程度あり、身体中に帯状の赤いブツブツと37~38度の発熱を生じます。約1週間かけて徐々に症状が収まり、ブツブツが水ぶくれとなり、かさぶたへと変化していきます。治療は抗ウイルス剤の内服と外用によって治療を行いますが、患部がかさぶたになるまでは感染力があるため保育園や幼稚園はお休みしてください。予防接種が広く行われていますが、免疫がしっかりとつかず軽度の皮膚症状で発症する場合もあります。乳幼児~学童期に好発し、16才までには抗体保有(感染して抗体ができる人)率は95%に達すると言われています。

アタマジラミ(シラミ症)

アタマジラミは寄生虫の一種で、ヒトの頭髪にだけ寄生し吸血することでアレルギーを起こします。頭皮は吸血されると湿疹やひどいかゆみが生じますので、搔きむしらないように注意が必要です。アタマジラミの成虫は、2~4mm程度で俊敏に飛び跳ねて動き回るのが特徴です。卵は0.5mm程度で、毛髪にしっかりと吸着しており1週間~10日間かけてう化します。卵は白っぽいので、ふけや毛根部のヘアキャストと見分けがつきにくい場合がありますが、判断が付かない場合はお気軽にご相談ください。衣服に付くコロモジラミ、陰毛につくケジラミもいます。

手足口病

エンテロ、コクサッキーなどの数種類のウイルスによって感染する病気で、手足や口の中に2~3mm程度の水疱性発疹を生じます。病名は手足口病と呼んでいますが、膝やおしりなど身体の部位にも発疹が出ることがあります。症状が収まってもウイルスが便中にも含まれており、2~4週間で排出されますので手洗いは徹底して行うようにして下さい。保育園や幼稚園を休む必要はありませんが、口の中の発疹がかなり痛む場合や微熱がある場合は安静にしておきましょう。

おむつかぶれ

尿や便中に含まれている酵素やアンモニアによる皮膚への刺激や、おしりふきなどの繊維によるもの、紙おむつのこすれなどが原因でおむつかぶれを起こす場合が多いです。おむつが触れている部分が赤くブツブツとしており、汚れたおむつの長時間使用や繰り返しの下痢などが続くと、ただれてしまうこともあります。治療は外用薬やこまめなおむつの取り換えなどによって改善していきますが、症状に合わせてステロイド剤を使用する場合もあります。